「リレンザ」インフルエンザのもうひとつの治療薬
こんにちは。「母子家庭支援ブログ」しょしごうです。
「インフルエンザ罹患時の異常行動とタミフルの因果関係」について、このところずっと気にかけていたのですが、とうとう我が家の息子がインフルエンザにかかってしまいました。
38度後半の熱が3日続きましたが、幸い重篤な状態にはならず、快方に向かっています。
そんな時に、またまた気になるニュースが飛び込んできました。
タミフル飲み9歳女児が異常行動、インフル感染なし
インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動をとった9歳の女児が、インフルエンザにかかっていないと診断されていたことが28日、わかった。
診断した医師は「異常行動の原因はタミフルの可能性がある」と話している。厚生労働省も事実関係を把握し、タミフルとの関連について検討することにしている。
(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070328-00000014-yom-soci
我が家の息子は、上記のニュースの場合と違い、きちんと検査をした上でインフルエンザB型と診断されました。
息子は10代の男子ですので、タミフルは処方されず、また、インフルエンザの時はやたらに解熱剤を使うのもよくないということで、咳を鎮めたり、痰を出しやすくしたりする薬だけ処方され、あとはマメに水分を摂るなどの対処療法で、なんとか乗り切りました。
息子を診てくれたお医者様は、インフルエンザの治療薬として、タミフルだけではなく「リレンザ」という薬もあるということを教えてくれました。
しかし、どんな薬でも100%副作用が起きないという保障は出来ないということで、息子の全身状態がさほど悪くなかったことから、あえてインフルエンザ治療薬は処方しないで様子を見ようと説明してくださいました。
「リレンザ」は、数年前に一家全員がインフルエンザにかかってしまった時に処方されたことがある薬で、我が家の場合、家族全員とてもよく効いたと記憶しています。
ただし、タミフルはカプセルを飲むだけなのに対して、「リレンザ」は経口投与しても効果がありません。
ドライパウダーを「ディスクへラー」という専用の吸入器にセットして吸い込まなければならないので、患者はもちろんですが、吸入方法を説明しなければならない医師の側から見ても、少々面倒な薬なのです。
「リレンザ」がタミフルほど流通していないというか、露出していないのは、そういった使用法の面倒くささということも関係しているのでしょうか?
しかし、インフルエンザに効果があるのが、タミフルだけではないのにもかかわらず、ひとつの薬にだけに偏っている、ひとつの対策だけに重きを置くというのは、非常に危険なことだと思うのです。
私は、「タミフル」=黒、「リレンザ」=白と、決め付けたいわけでは決してありません。
薬に副作用はつきものなのは分かっていますし、「タミフル」は、薬害エイズを引き起こしたウイルス入りの非加熱製剤などとは、事情が違うというのも分かっているつもりです。
だからこそ、いい加減で後手後手に回った調査や情報公開をしている厚労省に不安&不信感を覚えるのです。
それにしても、いくら家族の希望があったとはいえ、検査をしてきちんとインフルエンザと診断もしていないのに、インフルエンザの治療薬を出す医者がいるなんて、驚くと同時に「怖いなあ」と思ってしまいました。
私の息子を診てくれたお医者様のように、インフルエンザによる危険性と、薬の副作用による危険性を、慎重に慎重を重ねて天秤にかけた上で、治療法を決めてくれればよいのですが・・・
コメント (2)
この症例ではタミフルと「解熱剤」が処方されています。 また、タミフル無し、解熱剤のみでも異常行動が発症する事例がありました。 もしかしたら、急激な解熱の影響かもしれません。 そもそもウィルス(菌)への対抗として、体が自己防衛として発熱しているわけだし。 薬で強制的に解熱することにより、神経系統に混乱が起こるのかも?? 副作用は絶対無いとは言いませんが、タミフルだけが原因ではないと考えますし、これだけ有用な薬を、極々少数の副作用のために使用禁止にするのは重大な損失です。
Posted by: 七氏 | 2007年03月29日 22:02
日時: : 2007年03月29日 22:02
コメントありがとうございます。これまでのこのブログの記事を読んでもらえばお分かりになっていただけると思いますが、私は「タミフル=黒、使用禁止にしろ」などという立場をとっているわけではありません。
薬害エイズの非加熱血液製剤などとは、明らかに事情が違うということも分かっています。
だから、「異常行動=タミフルによる薬害」のように決め付けるのは性急だと思うし、偏った報道の仕方をしてはいけないとも思っています。
しかし、ごくわずかとはいえ、死に結びつくような突発的な異常行動を起こした人がいるという事実は、無視してはならないことだと思うのです。
「飛び降りなどいきなり死に結びつく行動をとるかもしれない」ということは、副作用としてはとても危険なものなのではないでしょうか。
問題なのは、異常行動を起こした人のパーセンテージではないです。
厚労省の調査研究のやり方、国民に対する情報公開の仕方が、あまりにもずさんで、危機意識に欠けるということなのではないでしょうか。
副作用の報告体制もきちんとしていないし、調査対象の母集団の規模も小さすぎるし、条件も大雑把であるし。
おっしゃるように、インフルエンザそのものによって異常行動を起こすこともあると思います
ニュースの症例では、タミフルではなく、一緒に処方された解熱剤の影響で異常行動を起こしたかもしれませんし。
そういったタミフル以外の薬剤のことも含めて、もっときちんと調べるべきではないかということです。
また、同じようにインフルエンザの治療薬として認可されている「リレンザ」があるにもかかわらず、何故タミフルだけがこれほどまでに露出しているのかということについても、納得できる説明がほしいところなんです。
Posted by: しょしごう | 2007年03月30日 06:33
日時: : 2007年03月30日 06:33