母子家庭支援ブログ

赤ちゃんポストと妊娠中の相談や援助

こんにちは。「母子家庭支援ブログ」しょしごうです。

安倍総理は、「赤ちゃんポスト」の設置に「大変抵抗を感じる。」というコメントをしています。
このコメントを聞いた感想を、歯に衣着せぬ言い方をすれば、
「じゃあ抵抗を感じない方法って何?具体的に何をしてくれるの?虐待されたり放置されたりして消え行く命を救うには、他にどんな方法があるの?」

少子化対策、少子化対策と声高に叫んではいるものの、国としての具体的な制度がいまいち見えてこないような気がします。

赤ちゃんを捨てたりするような親には、確かに行き当たりばったりで、後先考えない快楽の末に生まれてどうしていいかわからないというようなモラルの低い人もいるでしょうが、借金作った末に夫に逃げられてなど、非常に厳しいやむにやまれぬ事情を抱えた人も多いのではないかと思います。

そういった人を救うには、生まれてからの援助だけではなく、妊娠が分かった時からの相談や金銭的な援助が必要なのではないでしょうか。

しかし、様々な事情で出産に悩むケースに対し、国として、妊娠中から資金援助をしたり、きめの細かい相談に応じてくれるような制度は、まだ確立されてはいない。

そんな中で、胎児の命の尊重を目指し、無料の「妊娠かっとう相談」や一円募金などの運動を続ける団体があるそうです。

平成5年に発足したNPO法人「円ブリオ基金センター」です。

円ブリオ基金は、神大震災や新潟県中越地震では、被災した妊婦に見舞金を贈ったり、新生児におむつや粉ミルクを贈るなどの支援を展開。
出産を迷う女性には、無料電話相談「妊娠かっとう相談ヘルプライン」(フリーダイアル0120ー70ー8852)を実施し、経済的な理由で出産を迷うケースに対しては、無利子・無担保で金銭的援助を行っているそうです。

このほど、都内で開かれた全国集会と赤ちゃんポストをめぐるシンポジウムで、円ブリオ基金の田口朝子理事は、「母にとっても子にとっても、悲しいことですが望まれない命の誕生は、いつの時代、どこの国でもある。大切なのは、1つの命の誕生をどう支えあうかということ」と、赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)を設置する熊本・慈恵病院の決断を評価したそうです。

基金がかかわり、これまでに誕生した赤ちゃんは139人にのぼるそうで、「借金があり、出産費用がない」「相手の男性に逃げられた」「若すぎる」など、中絶に至ってもやむをえないとも思える事情があるなかで、出産を決意していくそうです。

田口理事が、ドイツの赤ちゃんポストを視察したのは平成14年。
その時は、「そんなひどいものが、なぜ」という気持ちで見学に行ったそうで、安倍総理と同じように抵抗を感じたようです。

しかし、ポストを支える関係者の話や、公的機関による「妊娠かっとう相談」→(赤ちゃんポスト設置病院での)匿名出産→8週間の母子同居生活→養子縁組の決定という一連の流れを知り、考えが変わったといいます。

「養子に出そうと決めていても、赤ちゃんと過ごすうちに考えを変え、およそ半数の母親が自分で育てることを決めるそうで、母性とは、そういうもの」と田口理事。
日本で少子化が進んだ一因は「胎児の命を守ろうという発想、母性に寄り添う政策を進めてこなかったため」と語気を強めたそうです。
(産経新聞より)

日本でも、ただ「赤ちゃんポスト」に対抗を感じるなどというコメントを出すにとどまり、具体的な支援はこのような民間団体におんぶしたままではなく、国として、妊娠中からの支援やケアの体制を整えるべく、真剣に議論すべき時期にきているのではないでしょうか。

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